2021年3月1日月曜日

Windows環境への開発ツールのインストール

「Getting started with Paspberry Pi Pico」のチャプター8にWindowsへのインストール手順があるのでそれ通りに実行します。
記載がある以下のツールをダウンロードしてインストールしていきます。
ドキュメントに載っているものよりも新しいものがあればそれをチョイスしていきます。

・ARM GCC compiler
・CMake
・Build Tools for Visual Studio 2019
・Python 3
・Git


・ARM GCC compiler

https://developer.arm.com/tools-and-software/open-source-software/developer-tools/gnu-toolchain/gnu-rm/downloads
10-2020-q4-major
gcc-arm-none-eabi-10-2020-q4-major-win32.exe
Windows 32-bit Installer (Signed for Windows 10 and later) 

Windows64bit用は無いみたいなので32bitの物をダウンロード


「ARMコンパイラへのパスを環境変数としてWindowsシェルに登録する必要があります。」とありますのでチェックボックス「Add path to environment variable」にチェックを入れます。



・CMake

https://cmake.org/download/

マニュアルには詳しい情報がなかったので正式版の最新の中から
cmake-3.19.6-win64-x64.msi
をダウンロードして、インストール。


こちらも「すべてのユーザーのシステムPATHにCMakeを追加します。」とあるのでインストール中に表示されるラジオボタンで「Add CMake to the system PATH for all users.」を選択します。


・Build Tools for Visual Studio 2019

https://visualstudio.microsoft.com/ja/downloads/

Visual Studio Communityを選択

「C ++ビルドツールのみをインストールする必要があります。 」とありますが具体的にどれを入れたらいいのかわからないのでドキュメントのスクリーンショットに載ってるアイテムを選択。
だけど「Testing tools core features - Build Tools」だけ見つからないけどあまり気にしない方向で。

・MSVC v1.42 - VS 2019 C++ x64/x86 build tools
・Windows 10 SDK
・C++ CMake tools for Windows
・Testing tools core features - Build Tools
・C++ AddressSanitizer


・Python 3

https://www.python.org/downloads/windows/
Python 3.9.2 - Feb. 19, 2021
Windows installer (64-bit)



「すべてのユーザーのシステムPATHにPython3.7を追加します。」

 「MAX_PATHの長さをさらに無効にする」を選びます。 


・Git

https://git-scm.com/download/win
latest (2.30.1) 64-bit version of Git for Windows.

「Gitをインストールするときは、デフォルトのエディターをvimから変更する必要がある。」とあるのでNotepadをとりあえず選んでおきます。

特に理由がない限り、Gitをインストールするときは、[Checkout as is, commit as-is]チェックボックスをオンにして、[Use Windows]を選択する必要があります。 インストールプロセス中の「Use Windows' default console window」、および「Enable experimental support for pseudo consoles」。 


・SDKとサンプルコードの取得

コマンドプロンプトからドキュメントの通りのコマンドで取得します。
ユーザーフォルダを使うとパスに2バイト文字を含んでしまうので念のためパスを変更しました。

C:\Data\pico\Downloads> git clone -b master https://github.com/raspberrypi/pico-sdk.git
C:\Data\pico\Downloads> cd pico-sdk
C:\Data\pico\Downloads\pico-sdk> git submodule update --init
C:\Data\pico\Downloads\pico-sdk> cd ..
C:\Data\pico\Downloads> git clone -b master https://github.com/raspberrypi/pico-examples.git


・"Hello World"をコマンドラインからビルドする

Visual Studio 2019に含まれるDeveloper Command Promptを起動します。ウィンドウズメニューの "Visual Studio 2019 > Developer Command Prompt"から起動します。

以下のコマンドを実行してPICO SDKのパスを設定します。

C:\Users\pico\Downloads> setx PICO_SDK_PATH "..\..\pico-sdk"

追記:ドキュメントに習うとここでパスを相対パスで設定していますが絶対パスにしておいた方が後々良い気がします。

このコマンドを実行したらコマンドウィンドウを閉じてもう一度開きなおします。これを忘れるとパスが正しく設定されず次のビルドでエラーになってしまいます。
というわけで新しく開いたコマンドウィンドウから書きコマンドを実行してビルドします。

C:\Data\pico\Downloads> cd pico-examples
C:\Data\pico\Downloads\pico-examples> mkdir build
C:\Data\pico\Downloads\pico-examples> cd build
C:\Data\pico\Downloads\pico-examples\build> cmake -G "NMake Makefiles" ..
C:\Data\pico\Downloads\pico-examples\build> nmake

これによりビルドディレクトリ内のhello_worldディレクトリに ELF、bin、およびuf2ターゲットが生成されました。UF2バイナリはUSBを使用してPCからPaspberry Pi Picoボードに直接ドラッグアンドドロップで書き込むことができます。  


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