2021年3月26日金曜日

Raspberry Pi Picoはデュアルコア!

Raspberry Pi PicoはRaspberry Pi財団が独自に開発したARM Cortex M0+デュアルコアのRP2040というマイコンが搭載されています。スマホに慣れた人にはデュアルコアなんて当たり前に見えるかもしれませんがARMのM系マイコンのプログラミングをしたことのある人には「え?どうなってんの?」と思わずにはいられないと思います。一般的にはメインメモリへのアクセスの競合を抑えるためにコアにキャッシュを持つのがマルチコアの常套手段だと思うのですがRP2040はM0+コアですからキャッシュなんてありません。RP2040のデータシートを見てみるとどうやらAHB-Lite crossbarというバスと6個に分割されているSRAMに仕組みがありました。AHB-Lite crossbarはクロスバーというだけあり単純なバスではなくSplitterとArbiterの組み合わせにより最大同時4転送できるようになっており分割されたSRAMを個別に割り当てることにより独立動作することが可能になっているようです。

RP2040の主な機能
• Dual Cortex M0+ processor cores, up to 133 MHz
• 264 kB of embedded SRAM in 6 banks
• 6 dedicated IO for SPI Flash (supporting XIP)
• 30 multifunction GPIO
• Dedicated hardware for commonly used peripherals
• Programmable IO for extended peripheral support
• 4 channel ADC with internal temperature sensor, 0.5 MSa/s, 12-bit conversion
• USB 1.1 Host/Device



0 件のコメント:

コメントを投稿